「ご自由にどうぞ」: 紹興酒の甕(かめ)
こんにちは。
僕のほうでは主に京都から記事を書いていこうと思います。よろしくお願いします。
たまに道端で「ご自由にどうぞ」っていう張り紙とともに物が置いてある(落ちてある)ことがありますよね。
今日も「ご自由にどうぞ」を見つけたので、紹介します。シリーズ化の予定は、あります。つまり第一弾です。
「紹興酒の甕 差し上げます」
いや、結構です。いらないです。
そう言いたくなりますよね。わかります。でも見てください、この「差し上げます」という「宣言」を。「みんな欲しいでしょ?」という自信が感じられますよね。クリーニング屋の「ハンガー差し上げます」と同レベルの「欲しいでしょ感」を放ってると僕は思います。
ちなみにこれ、どんな感じで道端に現れるかというと、こんな感じです。
実はこれ「上海バンド」という中華料理屋さんの店先なんです。この駐輪場みたいな場所の奥のほうにお店の入り口があります。
そして、この紙の下の方に置いてあるのが、私たちに差し上げられている「紹興酒の甕」です。
切なげな目で、私たちを見つめています...赤いリボンで精いっぱいのおめかしして...
有難くいただいた
僕はもらいました。お母さんに「他人の好意を無下にしてはいけないよ」と厳しくしつけられてきたからです。
通学途中だったので、とりあえず学校に持っていきます。
てかめちゃ重い。しかもこの白いコーティングみたいなのが服にめっちゃつく。この赤い紐なかったら絶対運べないわ。本当重い。明日筋肉痛だ絶対。
学校に向かう途中、駐車場の警備員のおじさんに「それ本当に持って帰る奴いるんだ」みたいな目で見られました。
一日をともに過ごした
ヒイヒイ言いながら、なんとか研究室へ持ってきました。
先輩「え、何それ…」
僕「甕(かめ)です、紹興酒の。くれるっていうんでもらってきました」
先輩「あ、そう…」
というようなやり取りもありつつ、とりあえず研究室としては要らないという判断が下されました。いいですよ。もともと家に持って帰るために貰ってきたんだし。研究室なんかにあげませんよ。この甕(かめ)は「僕の」です。誰にも渡さない。
これは甕(かめ)と仲良く勉強する僕です
紹興酒の香りがほのかに「ぷん...」と漂ってきます。臭いで集中できないのでこのあと床に置きました。
甕(かめ)のサイズ感もなんとなくわかりますよね。机の上にあると少し邪魔なくらいの大きさです。つまり猫とだいたい同じです。かわいいですね。
家に持って帰ってきた
一日中研究室で(甕と一緒に)頑張ったあと、家に持って帰ってきました。
さすがに手に持って帰るのは重いし、白いのがジーパンにめっちゃついて嫌なので、先輩の自転車を借りましたが、足が攣りそうになりました。明日、脚も筋肉痛ですね。
とりあえずコンロに置いてみたり。お湯沸かせそう(汚くてすみません)
結局、無難に「サブの傘立て」になりました。(口が狭くて二本しか入らない)
赤い紐は、外したら二度と持ち上げられなくなりそうな気がしたのでそのままにしておきました。
3か月後の引っ越しのことを考えた自分が甕(かめ)に何をするかわからず恐ろしいので、引っ越しのことは考えないようにしようと思います。
ちなみに、甕(かめ)をくれた「上海バンド」は...
「上海バンド」はかなりディープな雰囲気の店で、ぜひ甕(かめ)のお礼もかねて食べに行きたいと思ったのですが、まさかの「日曜定休」でした。
行ったら、この記事に追記をします!!
それでは、さようなら。引き続きよろしくお願いします。